朝日新聞の半年遅れのスクープ記事が意外な展開を見せています。
(※こちら「民主主張「高速道無料化」試算…国交省が資料隠蔽か」が半年前の記事です。はてなブックマーク > 高速無料化:効果2.7兆円 民主「試算隠し」批判 - 毎日jp(毎日新聞)。記事自体は削除されていますが、毎日新聞のもありました)
・高速道無料化「試算なし」と答弁 国交省、2月の国会質問で
・高速無料化の経済効果 「試算存在せず」はウソだった
しかし、共同通信とJ-CASTニュースは9月7日付けで発覚した情報として報道しています。
何故共同とJ-CASTがその日付になっているかというと、どうやら7日に朝日が鳩山氏に他の記者達の前で直接聞いたようなんです。
民主党の公約である「高速道路無料化」の影響を調べた試算を国土交通省が公表していなかった問題で、民主党の鳩山代表は7日、記者団に「政権を取ることで隠蔽(いんぺい)的な姿が一掃され、真実の姿を国民にあらわすことができる」と述べ、政権発足後に真相究明に取り組む姿勢を示した。なので、共同とJ-CASTはその取材でのやり取りをソースにしているものと考えられます。
しかし、謎なのが、読売新聞です。
この記事の日付は2009年9月6日19時47分となっています。
なので、情報源は7日の鳩山氏への取材ではありません。
なぜ読売新聞は半年ほど前に報道済みの事実をそのタイミングで報じたのでしょうか?朝日新聞は、その日の朝に報じていますが、一応取材も交えた情報を報じています。しかし、読売にはそういった痕跡はなく、半年前のZAKZAK(&iza)に劣る情報を大雑把に並べただけです。
まさか朝日の記事を「あらたにす」辺りで見て、焦って書いたのではないでしょうね?(笑)
朝日新聞による続報の方ですが、
・高速無料化試算、次官「隠してない」 政治家の関与も?
今年2月の国会で、民主党の指摘で「10割引き(無料)」の試算結果が存在することが判明。その後、国交省として「無料化の試算結果を3月24日に民主党に提出し、説明した」(谷口氏)という。谷口氏は7月24日に次官に就任。当時は技術系トップの技監の立場で、無料化の試算の存在は「(2月の)国会のやりとりで知った」と述べた。さりげなく、今年2月の国会で民主党の指摘で発覚していたという話を出しています。
高速道路無料化の国交省による試算の数字など、既に報道済みで、その問題に詳しい人は皆知っていた(当然高速道路「無料化」派の急先鋒・山崎養世氏も当たり前に知っています。今頃、新しく報道されて驚いていることでしょう)のに、何故朝日は日付が改まっても思い出さないのでしょうか?
思うに、そろそろ思いだしているのだけれど、スクープとして報道してしまった手前、3月に分かった問題を改めて追及するというスタンスにさりげなく移行して、見事に「誤報」を誤魔化そうとしているのではないでしょうか?
自民と国交省が選挙後まで隠していた!!なんて極悪非道な連中なんだ!と怒っている人達もいるようですから、そんなことをして良い訳がありません。
普通の企業であれば、不祥事があった場合には、公表や記者会見なりを求められます。マスコミが例外であって良い訳がありません。ましてや堂々と誤魔化して良い訳がありません。
これはマスコミが同業者には甘い点(周知の世の中の盲点)を付いた暴挙です。無茶苦茶ですね。



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