2009年08月17日

高速道路「無料化」は中断困難な巨大公共事業

まず、最初にはっきりさせなければならないのは、これは高速道路通行料の無料化ではなく、全額国庫負担化であり、自民党の現在実行している案は、一部国庫負担化、ということになるということです。
「国庫負担化」と言えば、税金を使うし、直接のユーザー負担がなくなる(減る)と分かりますが、「無料化」から国庫負担を知ることは難しいです。
民主党が国民に勘違いさせるためにそう言うのであれば、自己責任で民主党の勝手ですが、マスコミがそれに乗って国民に誤解を振りまくのは一体どういうことかと抗議したくなります。

この件は実のところ、利用者の通行料を税金で払って有料(高速)道路を運用するという公共事業です。
年間2兆円かかるという話ですが、それで税金として2兆円回収できる訳ではありません。なので、経済効果があるにしても、明らかに国庫からの持ち出しとなります。
しかも、高速道路は国有化で国道となり、その為の失業者は約5,000人も出るらしいです。なので、一度始めたら基本的にずっと続けなければならず、途中でやめるかもしれないのであれば、現在の組織を解体するのは無責任です。
なので、民主党に一度やらせてみれば?などという単純な話では済みません。

果たして、国庫の内の2兆円もの大金の今後数10年にも渡る使い道を、今決めてしまって本当に良いのでしょうか?
他にやらなければならないことが出来たとしても、そして国の経済状況がもっと悪化したとしても、基本的にこの支出はやめる訳にはゆきません。
今の自民党方式であれば、中止することも、再開することも、値引き額を変えることもそれなりに簡単に出来ます。
一度に沢山の失業者を出すことだってありません。
ただでさえ、そんなに(国が)上手く行っている時ではない訳ですから、訳の分からない冒険をする必要は全くないはずです。

また、1年で2兆円もの大金をつぎ込む訳ですから、費用対策効果も当然問題となります。これは単に、高速道路にその場で料金を払わずに利用することが出来て嬉しい、では済まない話です。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090814-OYT1T00174.htm

全国の高速道路料金の値下げ分は、家計や企業の懐に残る計算だ。第一生命経済研究所は「上限1000円」の経済波及効果を年7900億円とはじく。さらに、無料化の経済効果は年2兆円になるという。
試算は色々あるはずですが、これによると、現在の年間2,500億円かけている自民党方式で年7,900億円の経済効果。「無料化」の場合、年間2兆円かけて経済効果は2兆円です。

2兆円と言えば、例えなのでもちろん敢えて単純に書きますが、100億円のビルを200棟作ることが出来ます。そして、そのそれぞれに(良い計画で作るのを前提として)経済効果が生まれます。その200棟分の1年間での経済効果を敢えて「1」と書くことにします。そして、同額で、同じ経済効果を持つビルが10年に渡って作られ続けると仮定します。勿論、全くの単純に書きますので、それはご容赦下さい。
ビルが完成して1年目には、経済効果は単に「1」です。
その次の年には、次の200棟が完成します(すると仮定します)ので、経済効果は合わせて「2」となります。
3年目には合わせて600棟が稼働しますので、「3」ですね。そうやって、10年目では「10」となります。
ただ、では10年間で合わせてどれだけの経済効果が発生したかと言えば、1年目は「1」、2年目は「2」、3年目は「3」・・・10年目で「10」となりますので、1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=55、つまり合計で55となります。
しかし、高速道路の場合は、新路線の建設もあるのでしょうが、基本的にはあまり増えません。そのつもりで民主党が動いてますし、通行料での回収ではなく、税金で高速道路を造るとなれば、やはり建設は減ることとなるでしょう。
なので、やはり単純に言って、こちらもやはり1年間で高速道路全体から生まれる経済効果を「1」とすると(ビル200棟での「1」とは勿論中身の数字が全然違うことになります)、10年間ではおよそ、1+1+1+1+1+1+1+1+1+1=「10」となります。ビル200棟と高速道路では「1」の中身が違うので、単純には比較できないのですが、要するに、ビルを200棟づつ作った場合には、どんどん経済効果が加算されてゆくのに対し、高速道路から生まれる経済効果は、基本的に変わらないんですね。
勿論、高速道路が10年目に最初の年の1.2倍の総距離になっていれば、10年目に発生している経済効果は「1.2」となる訳ですが、ここでは敢えて、ほぼ変わらないとして考えています。
そして、例えば、20年目になると、ビルの経済効果の合計は「210」となり、高速道路「無料化」側は合計で「20」です。当然30年目、40年目になるともっと差は広がります。
つまり、私の言いたいのは、本当に高速道路の「無料化」が国税の効果的な使い道なのかということです。
2兆円あれば、色々なことが可能ですから、高速道路を「無料化」するよりももっと経済効果の上がる税金の用途があるかもしれません。
もしかしたら、この使い方は特に長期的にみると、鳩山氏が追放しようとしている「無駄」、しかも、とんでもなく大きな無駄なのかもしれません。
その辺りを真剣に検討することもなく、数10年に渡って高速道路料金に国庫から2兆円づつ支出することを決めるなど、本当に選挙対策だけで膨大な額の税金の使い道を決めるに等しいです。


JR東海:民主の「高速道路無料化」 社長が批判
割引制度に無料化公約…高速優遇にフェリー悲鳴
これらに国庫から補助金を出すなら、勿論その分も支出に加算されます。
ただ、ずっと高速料金が「無料」であるなら、フェリー会社は結局潰れるかもしれないので、果たして税金をつぎ込んでまで存続させるべきなのか、という話になるかもしれません。

高速道路料金:上限1000円、損失5億円 春の大型連休、東京−名古屋で分析
民主公約の高速無料化→CO2急増 シンクタンク試算
鳩山氏は何か反論したようですが、環境にも悪いというのが現在定説のようです。

あと、よくある誤解です。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/household/289518/
ETCがある人だけ割り引きなのは不公平
何度か乗るだけですぐに元が取れるので、買えば良いと思います。取り付けを自分でするならば、6,000円台から売ってるのを見たことがあります。
また、ETCが普及すれば、高速道路の出口での渋滞が相当緩和されますので、普及策としては効果的で良いと思います。
ただし、高速道路が「無料化」になれば、ETCは不要となります。また、その為に製品の製造ラインを増やしての増産は行われておらず、現在も安い物は売り切れているようですが。

物流コストが下がるので、物が安くなる
通行料方式だと、自分が買った商品を運んだトラックが払った高速料金を間接的に払うだけですが、国税方式だと、それに加えてレジャーに行った人や、車を飛ばしたくて高速道路に行った人の分の料金も、皆で払わなければなりません。


…(元)高速道路での渋滞が増えるとすれば、ETCは必要なくなっても、もっと高価なカーナビが必須アイテムとなるかもしれません。渋滞情報を把握しないと、高速道路を利用すべきか決められないかもしれませんので。

2009年08月16日

分かっていない当事者達

社説:09衆院選 党首討論 もどかしさだけが残る
例えば天下り問題だ。最近、駆け込み的に相次いでいる幹部官僚の関係独立行政法人などへの天下りや「渡り」人事をなぜ、首相が止めないのか、鳩山氏はもっと具体的に追及すべきだった。自民党も天下り禁止を表明しているが、本当に実行できるのか疑わせる話だからだ。

【主張】党首討論 国家像をもっと知りたい
1時間半にわたっての熱心な討議ではあったが、細部にこだわりすぎて議論が浅く、国のありようや将来像についてのビジョンが聞けなかったのは残念だった。

09総選挙・党首対決―もっと大きな論点で
だが、それではなぜ、これまでの自民党政権がそれらを実現できなかったのか。今の政治の閉塞(へいそく)状況を招いてしまったのはなぜなのか。そこを語らなければ、いくら新しい政策、意欲を並べられても有権者は納得できまい。
ならばなぜ、基礎年金の国庫負担の引き上げで財源に見込んでいた消費増税を見送ったのか。800兆円もの財政赤字を積み上げたのは麻生政権を含む歴代の自民党政権にほかならない。その総括と反省はどうなったのか。
安全保障でも、たとえばインド洋での給油やソマリア沖の海賊対策をめぐって、国際貢献と自衛隊の派遣についてどう考えているのか、鮮明な主張を聞きたかった。

党首討論 財源と安保の議論を深めよ
一方、鳩山代表も、自民党が「可処分所得を10年で100万円増やす」としていることについて、「(衆院任期の)4年間で何をやるか言ってほしい」と批判した。

 首相は、実現に向けた具体的な道筋を示す必要がある。
鳩山代表は、来年1月の新テロ対策特別措置法の期限切れ後は活動を延長しない考えを改めて表明し、代替策としてアフガニスタンへの民生支援の充実を挙げた。

 だが民生支援は、警察改革、多数の学校建設など幅広い分野で既に実施している。単に給油活動から撤収するだけにならないか。

なるほど。
ただですね、、、

では、今回聞けなかったところで気になるところに関しては、聞きに行って下さい
ついでに、というか、虚偽名義献金に関しても問い詰めてきて下さい。
…何で行かないのかさっぱり分かりません。

2009年08月12日

民主党は塩水(最低賃金時給1,000円)

最低賃金を時給千円にして低所得者の暮らしを楽にすると言えば、当然耳に物凄く心地良いです。
しかし、では千円にしましょう!で済むことなのでしょうか。
現在の全国平均の最低賃金は時給約700円ですが、それを1,000円にした場合、では同じ会社で900円もらっていた人はどうなるのでしょうか?
左翼属性のある人には分かりにくいかもしれませんが、900円もらっていた人も1,000円にするのでは明らかに不公平です。時給が700円の人と、900円の人では元々勤続年数なり仕事の内容なりがかなり違うからです。元々200円の違いだからと言って1,200円にしてもまだ不公平です。事実上差が縮まっていますから。
では幾らにすれば良いかと言うと、700円から1000円になると約1.4倍ですので、900円を1.4倍にして1,260円ということになります。
では、元々1,260円もらっていた人はその時どうするのかと言えば、やはり1.4倍して約1,760円にしてもらう必要があります。・・・そうやって結局人件費は全体で1.4倍を達成する方向に向かうことになります。
勿論会社の体力によっては皆の給料を1.4倍にするのは無理なのですが、その場合、最低賃金を1,000円にしてもらった人は交通手当が出なくなったり、残業代が出なかったり、ボーナスがもしあるならボーナスが出なかったり、10年位昇給がなかったりと必ず元の格差の比率を維持する方向に向かうでしょう。
そして、最低賃金を時給1,000円にする過程では、人を雇えなくなったり、商品・サービスの価格を上げざるを得ない中で潰れる会社が出たり、工場が海外へ移転したりと、とんでもない社会混乱を引き起こすでしょう。
そして行き着く先は、人件費が4割上がると物価はどれくらい上がるのかはよく分かりませんが、極めて単純に言えば、現在の700円で買えるものが1,000円出さないと買えない社会、と言うだけのことになるでしょう。
勿論その場合には、今まで必死に貯めた貯金も事実上目減りしてしまいます。

片や、自民党は10年で一世帯当たりの可処分所得を100万円増やすと言ってます。10年と言えば120ヵ月ですので、一カ月平均で8,300円づつ上がらないと達成できません。しかも、勿論10年に渡ってそれだけの金額が上がり続けなければなりません。
…無理に決まってるだろ!!
と、思うのは当たり前です。高度成長期であればともかく、現在では無理ですから。
現在の一世帯当たりの平均所得は556万円ですので、単純に100万円増えるということになると、656万円です。倍率でみると、約現在の1.179倍ということになります。ただ、単なる所得ではなく、可処分所得ということですから、税金等を考慮すると1.2倍強位となるのでしょうか。8,300円づつ10年間毎月増やさなければならないとなると実に大変と思えますが、倍率的には1.2倍程度でしかありません。
…さて民主党は何と言っていたでしょうか?
何と、4年で1.4倍目標です(正確には全国平均の最低時給は703円なので、約1.422倍です)。ただ、家賃なども上がることは確実なので、可分所得は1.4を切ることになるのだろうと思いますが。
4年で約1.4倍と10年で約1.2倍。一体どちらが無茶苦茶なのか。
実のところ、自民だってその数値を達成するには、勿論最低賃金を上げてしまえば極めて簡単です。民主の4年で約1.4倍が支持されるのであれば、自民党もそれをやってしまえば、4年で軽く達成できます。

なので、自民の出したその数値と言うのは、民主があんなアホなことを言うのであれば、俺にもこれくらい言わせろ、という話に過ぎません。
「切り返し」としてはそこそこ面白いのですが、いかんせん、何故かまともに突っ込めるマスコミがないんですね。
つまり、マスコミがまともに機能していないに等しいです(知恵のある専門家に聞くことすら出来ない)。
結局最低賃金というのは、私もこんなことを勉強した訳ではないですが、経済成長率や景気動向に合わせて上げて行くのが正しいのでしょう。
勿論、貧しい人の暮らしを出来るだけ楽に、というのは分かりますが、真っ当な手段は第一に景気回復ということになるのではないでしょうか。
他に良い手段があるなら、それを実行するのも良いと思いますが、最低賃金を無理に上げても混乱を引き起こすだけでしょう。

という訳で、このZAKZAKの記者(とiZaの編集長)は左遷です。
自民ブチ上げ「手取り100万増」…信用できるか!
ついでに言うと、所得減はバブル崩壊後の不況(まあバブルも自民党でしたが)と、そこかた立ち直る過程で製造業の派遣を解禁するなどした結果ですね。勿論企業優遇とは言っても、日本経済を立て直すには必要だったんでしょう。昨年からの世界的な経済危機で、また、経済は悪くなってしまいましたが、若干遅いにしても、現在が軌道修正をする時期なんでしょう。
間違った認識で自民党を悪者にし過ぎると、もっととんでもないことになりかねません。天下りと幼児教育については本当ならそれで結構ですが、それらは「おまけ」なので、世のためにならない煽り記事でした。

2009年08月11日

民主党は靖国云々以前に国旗を尊重すべき

民主・鳩山氏、首相就任後も靖国参拝せず 閣僚にも自粛要請へ

「うちの党は(11年の)国旗・国歌法案に半数以上が反対したんだよ。1月の党大会でも日の丸は掲げられていなかった」

党大会で国旗を掲げるのが常識かどうかは分かりませんが、日本の政党が日本の現状や将来について語り合う場なのでしょうから、国旗を掲げるが相応しいのではないでしょうか。
この党は、与党になっても党大会で国旗を掲げないつもりなのでしょうか?
当然党大会で日の丸を掲げるのを嫌がる党なんかが、与党になるべきではないと思います。

また、そもそも、国旗・国歌法案に半数以上が反対していた人々の党が日本を担うというのは、それ自体「政権交代」の最大の争点の一つとなるのではないのでしょうか。

…閣僚の靖国参拝に反対であったり、今回の総選挙で民主に投票するつもりでも、この話を聞いて引く人は多分沢山いるだろうと思います。

鳩山邦夫が兄に死刑宣告

鳩山由紀夫氏は本当に首相が務まるのかという疑問
《あんまり大きな声で言えないが、兄の問題は、簡単に言えば、表にできない裏献金ばっかりいっぱい受けている。それでは恥ずかしいから、勝手に名前を借りた。だから、死んだ人の名前も借りた。

兄弟だから、私の友人たちがいっぱい入っている。私の友人で、兄に紹介した人たちは、勝手に名前を使われて、私のところに怒って電話をかけてくる。しかも、あっという間にもみ消し工作をやった。あなたが出したことにしてくれ、と随分もみ消し工作をやったら、マスコミのほうが取材が早くて、とんでもない目に遭った人がいる。出していないのに名前を使った。佐賀の知り合い。その方に、もらっていないが出したことにしてくれと兄の事務所が懸命に頼んだ。分かった、といって、マスコミが来たら「政治献金したような気がする」と言った。ところが兄の事務所はあわてて、しょうがないということで全部もらっていないところを消しちゃった。そしたら彼はもらっていないが、もらったとマスコミに言った。私は困っていると。

この件ですね。
http://www.asahi.com/politics/update/0710/TKY200907100395.html
このゴタゴタはそういう訳でしたか。

 もう1つ、脱税をやっている。知り合いには、あなたの名前を借りますがいいですね、と断って、Aさん、あなたが私に30万円寄付したことにしてくださいと。それで30万円、本当はもらっていないのに、寄付したことにすると総務大臣の書類が出る。Aさんが鳩山由紀夫に30万円寄付したと。本当は寄付していないが、所得税が減税になる。脱税をやった。友人たちがいっぱいいる。私はわずかに残っている兄弟愛があるので、これ以上言わない。》

これはこの件。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/275692/
結局、皆さん喜んでダツゼイなさっていた訳ですか。(笑)
それは由紀夫氏はさぞ感謝されたことでしょう。
と、いうことは、脱税した人は献金をしていなくても、したということにしており、由紀夫氏の事務所が献金での記載を修正した際にも「確かに献金した人」として修正してない訳ですね。
そりゃ凄い。しかも、献金名簿の名前は殆ど消されたので、具体的に誰かまで特定可能なのではないでしょうか。

そして、何と肝心な部分が別にもっとあるわけですね?(笑)
でもまあ、とりあえずこれだけでも十分です。

しかし、国会議員で問題の議員の弟がこういう告白をしているのに、何故マスコミは動かないのだろうか。
検証は必要であるにしても、一面トップ級の情報ではないですか。

「自民党はダメだが、民主党はもっとダメ」もそうなんですが、

「政治家もダメだが、マスコミはもっとダメ」と言わざるを得ません(…同じくらいかもしれませんが)。
こんな重大な判断材料を国民に教えないとは、正気とは思えません。勿論どうも正気でないその状態が、通常の状態と考えられますので、どうにも救いようがありません。
この情報だって産経新聞の記者が何故か自分のブログに書いている訳ですし。

そして、その半面、
http://www.asahi.com/politics/update/0809/TKY200908090124.html
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090809/plc0908092304003-n1.htm
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009081000505
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090810-OYS1T00224.htm
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090810ddm002010127000c.html

こうやって麻生氏が漢字を読み間違えたのは、比較的どうでも良いのに皆で喜んで報じる訳です。


(首相が見送った)役員人事だろうが、閣僚人事だろうが、どうでもいいことだが、その方がみんな面白いんだから。国民の程度かもしれない
役員人事がどうでも良いかどうかはともかく(…細田氏が幹事長なのも「国民の程度」)、先日あんたらは細田氏に叱られたばかりだろう、と言いたいです。
まさか自分たちのことだとは思わなかったとか?(笑。まあ国民もですが)

まあとにかく、鳩山由紀夫氏の件は、説明責任を果たしたと言い張る彼に、どこかの新聞社が公開質問状でも送れば、それで終わりになるでしょう。
…多分誰もやりたくないからやらないのだろうと思いますが。

ちなみに、私は自民党と共産党(…民主と連立しないし、真面目なのは確かだろうと)に総選挙前に必ずどうにかすべき、とメールしておきました。
新政権発足後では混乱が増すばかりでしょう。

2009年08月03日

鳩山由紀夫はアウト

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/272449/
秘書が言っているところでは、直接、これらの方々に寄付をお願いすれば、おそらく相当の方は寄付をしていただけた方である、むしろそのような仕事を自分が怠っていたと。それを隠すと言ったら失礼、言い過ぎかもしれませんが、まあそのことが原因であると。
まともに突っ込む人がいないようなのが不思議ですが、亡くなられている方が多いようなので、寄付のお願いのしようなどありません。
恩師の名まで 前に電話しただけ 頼まれたことない
また、生きている方でも、昔大学で鳩山氏を教えたことがある、とか、一度事務所に連絡を取ったことがあるだけ、などと言う人も含まれているようですので、この証言内容は全くの虚偽であるどころか、本当にこの秘書がそう言ったのかにも疑問が持てます。

今こちらに私のほかに3人の弁護士が並んでおります。この4人で調査を基本的にいたしました。で、私が代表という形になる、ということでございます。以上、ご報告致します
弁護士が調査をしても、当然鳩山氏側の弁護士ということになります。
なので、虚偽記載を実際に行った元担当者が、警察に事情聴収を受けるでもなく、マスコミの取材を受けるでもなく、鳩山氏側の人間としか話さないのは、事実を明らかにする上で大問題です。時期首相候補と言う立場からして、公共の利益という面から、担当者がきちんと第三者の調査を受け、動機を解明することが必要でしょう。

鳩山由紀夫氏の個人献金は並はずれて多いのですが、
http://www.komei.or.jp/news/2009/0704/14985.html
実のところ、虚偽献金を排除すると献金者の8割が消え、親兄弟や秘書位しか残らないそうですので(献金したのに名前を消されたという人も出てきましたので、関係者以外でも存在するのは確かです)、個人献金をする人数の問題としてみれば、確かに少ないようです。
ただ、それでもなおかつ個人献金が突出して多いとされる理由は、5万円以下の小口献金がかなりに額に上るからのようです。

http://www.asahi.com/politics/update/0701/TKY200906300349.html
さらに、鳩山氏の個人献金のうち、匿名の小口献金である「その他献金」は03年が約8千万円、04年約4600万円、05年約4千万円、06年約3700万円、07年約2800万円となっている。年平均で約4600万円は、他の総裁、代表経験者の平均約140万円を大きく上回る。03年は少なくとも1500人以上の匿名者からの小口献金があったことになる。
大幅に減った現在でも、他の総裁、代表経験者平均の、何と20倍となっています。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/273887/
ちなみに麻生太郎首相への個人献金は年1000万円を超すことはまれで5万円以下の匿名献金は1割以下だ。
麻生氏が標準的なのかはともかく、一応昔は比較的人気があったはずの麻生氏にして、個人献金は年間にして全体で1,000万円弱。そして氏名を公表する必要のない個人の小口献金は、個人献金全体の1割以下です。
鳩山氏は個人献金の6割が小口献金で、しかも、残りの4割となる5万円以上の(大口)献金は、人数分にして約8割が虚偽名義献金でした。
勿論、名前を出して献金する人が親兄弟や秘書程度しか残らない中で、5万円以下の小口献金をした人が政界でずば抜けて多いというのは、常識的に考えにくい話です。
大口で献金した鳩山氏の関係者は、小口献金者とはならないこともあり、単純に言って小口献金の人数的に少なくとも8割以上が、虚偽である可能性があると言えるでしょう。

なので、もしかしたら、この小口献金の不自然な突出ぶりを隠すために、虚偽名義献金を行ったのかもしれません。
となると、元々自分の金であるとされる虚偽名義献金そのものよりも、小口献金の中身が本丸となるでしょう。
氏名を公表する必要のない5万円以下の小口献金は、見るからに献金の抜け穴なんですが、その抜け穴を最も効果的に活用した結果、とこの件は表面的には全く区別がつきません。

衆院倫選特委:鳩山代表に献金明細の提出要求
第3者にはその中身は確かめようがないので、鳩山氏が誤魔化し続ければ、例え真実が真黒でも、彼がそのまま総理になることも考えられます。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/273804/
 −−鳩山氏の個人献金額が国会議員の中で突出しているのに、なぜ秘書は献金額が少ないことが発覚するのを恐れて虚偽記載をしたと推察されるのか。匿名の献金について調査をして説明する考えか

「後者の方は今、弁護士が調査をしている最中ですから、調査の結果、われわれが必要であれば、当然そのことはまたご報告をいたします」
一応小口献金も現在弁護士が調査しているそうですが、このやり取りから1カ月経つというのに一体どうなっているのだか・・・。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/272449/
五百蔵氏(弁護士)
今後のことでありますけども、大筋は今申し上げたとおり分かっておりますから、あといろんな細かいことまで含めて、私どもとしてはきちんと調査をする予定であります

鳩山氏
で、まあ今後のことですけども、これからも調査はいたします。

こういう話だったのに、説明責任は果たしたと言い張るとは、普通の人間の論理からはっきりと外れています。鳩山氏には首相どころか、公的な職務を任せるのにさえ、問題があると言えるでしょう。

また、存命中の被害者もいる訳ですが、当然その被害者にも満足な説明がなされていないと考えて間違いないでしょう。
この件は鳩山氏が、単に自分の金を偽名で自分に寄付していたという事件ではなく、一応名前を勝手に使われたという被害者のある事件です。

疑惑はこれだけに留まりません。
「架空」献金 90年代から 98〜04年 39人、総額1640万円
民主・鳩山代表 政党支部でも故人献金記載

また、届出の修正でのいい加減さも常識を逸脱しています。
鳩山氏「削除の中に寄付した方いた」 修正の誤り認める
実際の献金者を削除する結果になった今回の調査方法について、鳩山氏は「(実務担当の)秘書の記憶の中で、確実に寄付をいただいた方以外を、ミスではないかという発想のもと削除した」「(報告書の調査を依頼した)弁護士の判断で行われた」と話した。
どうだったか分からないのであれば、判断を保留し、寄付をしたとされる当人に確認するのがどう考えても普通です。確実ではないから削除するなど、どこの世界の出来事なのでしょうか。
修正での間違いも、立派な虚偽記載だというのに、無茶苦茶にも程があります。
(※まだ指摘されてない偽装があるので、これ以上の偽装はあり得ないと錯覚させるために、そういう非常識な削除をした可能性があります)


鳩山氏には以前の幹事長時代、小沢前代表の金銭疑惑のケースでも問題があり、「もっと国民に説明すべき」と繰り返し言っていたにもかかわらず、自身が代表の座につき、高い支持率が出た途端、もう何も言わなくなりました。それどころか、小沢氏だけを定例会見の義務を外す始末です。
政策より政局、などと言いますが、これらはまさに、政局ありて倫理なし、です。
とにかく、お金も問題ですが、それ以上にこれから首相になろうという人が、きちんとするつもりがないというのが言語道断です。当然今果たさなければ、首相になってからもそうだと考えるのが普通なのではないでしょうか。

もちろん、献金募集のためのイベントを定期的に開き、コツコツ小口献金を集めたなどという模範的な話でも出てくれば、問題は今まで出てきただけとなるかもしれません。しかし、そうであれば5万円以上の大口献金者ももっといるはずです。なので、この人物はほぼもうアウトです。
仮に万が一総理になればなったで、追及の手は今以上に厳しくなりますから、鳩山由紀夫はもう終わりでしょう。議員辞職を免れることも無理です。
きちんと疑惑に向き合わなかった民主党も政党として存在出来なくなりますので、党としてももう終わりです。>鳩山献金偽装で政倫審…民主欠席、うやむやに?

鳩山由紀夫がマズいのであれば、岡田氏にすれば良かったのに、そこで鳩山由紀夫になった時点で民主は終わりだったと言えるでしょう。
鳩山氏は説明責任を果たしたと強弁し続けた「まじめ政治家」岡田氏も、勿論個人として終わりを迎えます。

しかし、本当に総理になるつもりであれば、説明責任の放棄は許されない、と論陣を張るマスコミがなかったのはかなりの大問題です。右も左もなく、皆でやらなければならないことだったはずなんですがね。


一応、自民党にも疑惑があるという件も。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-07-13/2009071301_03_1.html
自民党の菅義偉選対副委員長は「必要であれば自民党は政倫審(政治倫理審査会)に(与謝野氏や二階氏を)出す」と述べました。こくた氏は「政倫審のような密室でやらずに、解散前に4人を呼んで国会で集中審議をやるべきだ」と主張しました。野田氏は「基本的には説明責任を果たしてきている」と、国会での審議を拒否する姿勢に終始しました。
自民党は民主党ほどには逃げ回らないようなので、鳩山氏の件が終わった後にやれば良いでしょう(同時でも結構ですが)。勿論党首とそれ以外では、重要性が違いますし。

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