しかし、長引いた民主党の指名候補争いで生じた党内の亀裂がいまだ完全に修復していないことを示すように、会場の外には「No Obama」などと書かれたサインを持ったクリントン氏を支持するグループが集まった。クリントン氏(以下全てヒラリー・クリントンを指します)はずうずうしいおばさんの感覚でオバマ氏と政治闘争してしまったものですから、支持者の人達はなかなか付いて行くのが難しいでしょう。多分ヒラリーさんはすっかり和解した息子と母親なんて感覚でいらっしゃるだろうし、オバマ氏も本当に困ったものだと思いつつも、「もう友人です!」とやらなければ共和党に勝てないので、そうしていらっしゃることでしょう。
こんなことは多分異例でしょうが、それを許したのもクリントン氏「スター」であった故の甘えであったかもしれません。普通の人であれば例えずうずうしい人でも、このまま対立を続けたら本選に影響が出る、と警告され始めた頃に身を引くことを考えたのではないでしょうか。スターでなければその後の立場が本当にマズいことになるでしょうし。
これからの数か月間、数年間に党が、そして国が、ビル・クリントンとヒラリー・クリントンをいかに必要としているかということも知っている」と述べた。「我々にはこの2人が必要なのだ。私の選挙運動のためだけではない。アメリカ人が2人の献身、2人のビジョン、2人の英知を必要としているのだ」と述べた。・・・そこまで言ってしまうと嘘八百に聞こえてしまうんですが、演説が上手いといわれるオバマ氏がこうなってるわけですから、余程苦しいんでしょう。
そもそも、こんなに熱く語るのはオバマ氏ではなく、撤退を拒否して抵抗を続けたクリントン氏の仕事です。彼女には、オバマ氏への支持を訴えたくらいの話はあっても、このように熱く語る話は出てこないですね。
みなさんがわたしと同じような問題意識をもち、わたしが予備選期間中に示した未来像に共感してくれるのなら、民主党を支持し続けるべきクリントン氏、仮にオバマ氏がマケイン候補に僅差で敗れるようなことになれば、黒人初の大統領の誕生を見事邪魔したなんて話になるのかも。恐ろしいものを見てしまった気がします。

