>中国・四川大地震の発生翌日の13日、北京五輪の聖火リレーは福建
>省竜岩で予定通り実施された。しかし、スタート時には犠牲者を悼む
>行事はまったくなく、
どこかの国で、聖火リレーへの苛烈な抗議活動を避けるため、走者が30メートルごとに次の走者に聖火を渡し、数キロ走って「はい終わり」と先日やっていました。現在聖火は中国にありますが、中国での聖火リレーは北京のスタジアム前から始めたって別に構わないと言えば構わないと思います。平時はともかく、何か例外的な状況が発生していれば…。
・進まぬ救助悲痛な叫び 倒壊の中学校 四川大地震
日本では緊急時の避難先となるのが当たり前の学校が、今回四川では尽く倒壊したそうです。ご存知の通り、中にいた生徒ともども…。この気が遠くなるような状況下で、よく聖火リレーなんて出来るものだなと呆れます。チベットの人達が必死に平和を訴える中、護衛をつけてまで聖火リレーをした人達は、やはりこういう凍えるような炎を運んだわけです。
・救助の遅れが「政府の威信」損なう恐れも 四川大地震
>悪天候がヘリ不使用の理由だが、それなら米軍の全天候型ヘリの支援
>を求めればとの声になる。
>災害救助の経験豊かな日本の医療隊・救助隊派遣を、との声も、人命
>救助最優先との政府の看板に沿ったものだ。しかし当局は、外国の支
>援は当面物資や金銭だけとの方針だ。党への求心力を回復するには、
>自力で困難を克服する必要があるということだろう。
本当にここでオリンピックをやるつもりなのか、と。アメリカでかつてベトナム戦争に行ってきた兵士達が、行く時は英雄でも、帰ってからはベトナム人民に酷いことをした人たちだと侮蔑されたという話がありましたが(映画「ランボー」の背景)、それと少し似た状況になりかねないと思います。オリンピックに出る人達も生活が懸かってるかもしれませんが、どうしても出て活躍しないと人生が終わるというような人はいないと思います。このオリンピックで活躍しても立派とは思えません。多分泣きながら辞退を発表する人が一番尊敬を集めることでしょう。
・首相「理解できない」 サイクロン被害でミャンマー政府に
弱者だけにではなく、強者にも苦言を呈しましょう。それでこそ一国のリーダーだと思います。
・IOC会長、中国への非難中止を要求 発展には時間が必要
>国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)
>のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)会長(65)は欧米諸国に対し、北
>京五輪を控える中国への人権問題を振りかざした非難を中止するよう
>呼びかけた。
この人も踏みつけられる人達のことは見ていない様子です。ボイコットの話ならともかく、非難くらいは当たり前でしょう。人権問題で非難もするなと言う人が、あのオリンピック委員会の委員長になれるんだと驚きました。
しかも、
>ロゲ会長は「五輪が中国の社会の発展に貢献すると常々考えてきた。
>中国もそれを認めるだろう」と語り、北京五輪が「中国の門戸を開放
>する」役割を担うとの国際オリンピック委員会の立場をあらためて示した。
>チベット問題についてロゲ会長は、「北京五輪が無ければこの問題は
>新聞の一面ではなく4-5ページ目に掲載されたのではないか」と述べた。
>これまで果たした役割についてロゲ会長は、「国際オリンピック委員
>会は既に(中国社会の発展に)一定の成果を収めたが、各国首脳が我
>々よりも大きな役割を果たしたかについては疑問だ」と評価した。
五輪の開催地は五大陸を順番に…という理想もあるんでしょうが、一種の政治と、更に功名心のようなものまでもが垣間見えます。オリンピックはスポーツの大会です。選手と観客の(空気や食を含め)安全と安心こそが開催に当たっての絶対条件です。それなのにそれを軽んじて、中国にそこまでしてあげなければならないんでしょうか?
追記:
やはり批判が多かったようで、聖火リレーを縮小するようです。
・聖火リレー縮小へ、中国大地震で
>孫氏は、リレーの縮小と手続きの短縮によって最も影響を受けるのは、
>各リレー区画の最初に実施される式典などのイベントになると述べた。
つまりはイベントを地味にするとしか見えないんですが…。
・人的支援の受け入れ困難と中国 国内から疑問も
>北京の外交筋は14日、中国側の受け入れ拒否は政治的なものではな
>く、技術的理由に基づくとの見方を説明。「宿泊施設や食料を自前で
>すべて用意できる軍隊型組織でないと現地入りできないようだ」と指
>摘した。
一応理由になってるように見えますが、テントと食料が必要であれば、人民解放軍が運べば良いんです。これから外国から赴くチームの方が彼らより専門家のわけですから、食料やテントくらい優先すべきです(もちろんヘリが使える天候ならヘリも)。
・中国・四川大地震:中国政府から支援要請なし
>町村氏は「(中国は)自己完結ですべてをしたい国柄と思う」と指摘した。
独裁国家ですので、深く考えなくても普通はこう思われると思います。福田首相にもそれを念頭に置いたコメントを出してもらいたかったです。福田氏のは「弱い子」の無難なコメントです。
・四川大地震:中国、日本を初の人的援助受け入れ国に決定
>胡錦濤国家主席は今月初めに訪日したばかり。日本を受け入れ第1号
>に選んだことは、中国政府が、日本の豊富な災害救援経験を認めただ
>けでなく、日中関係を重視したことを意味している。
…何でしょうか、この気持ち悪い希望的観測は。さすがにそういう問題ではない気がしますが。
>中国外務省によると、日本以外の国に関しても近く人的援助の受け入
>れを発表していくという。
外国部隊が速く到着して国内部隊より効率的に作業されてしまうと、国民に対して中国政府の威信が下がるし、支援を拒否し続けれるわけにもいかないし…というところでの落とし所のように見えます。日本が最初なのは、単に世界に冠たる地震大国だからでしょう。
・http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY200805130355.html
>四川省では6月15〜18日にかけて、地震で甚大な被害を受けた綿
>陽など7都市で聖火リレーが予定され、その後、チベット自治区に移
>る予定になっている。
1ヶ月後だと地元住民を勇気付けるという大義名分も成り立つかもしれませんが、大地震の被害に遠慮なく聖火リレーを続けた実績からすれば、非歓迎でも仕方がないでしょう。
それにしても、その後チベットにも行くわけですね。チベット人にとっては、世界にチベット問題を大アピールする最後のチャンスかもしれません。荒れるのか、軍が押さえ込むのか…文字通りの最後の山場に見えます。
追記2:
・聖火リレーの距離を短縮 16日実施の江西省南昌
江西省南昌の実行委員会は、四川大地震で被害が広がっていることを考慮してリレーの距離を予定より約10キロ短縮することを決めた。
中国メディアが距離の短縮を報じるのは初めて。
距離の短縮が発表になってます。「被害が広がっていることを考慮して」も1日も中止せず…。こういう国に舐められることは何を意味するんでしょうか。





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